あけましておめでとうございます。
建設コンサルタントが戦後産声を上げてから産業として成熟期を迎えています。当社は、1949年福岡県筑豊の地で福山工務店として創業して以来、建設コンサルタントとして76年目を迎えました。「基本は技術」を組織のストロングカルチャーのもと、特に「道路・交通・鉄道の福山コンサルタント」として社会インフラの整備や維持・運用に貢献してまいりました。当社の歩みは、地域、発注機関、役職員等の多くのステークホルダーの皆様からのご支援の賜物でございます。改めまして深く感謝申し上げます。
昨年、建コン上位企業が異業種の傘下に入るなどの動きが見られ、従来の建設コンサルタントの枠組みから、次世代の企業の在り方にチャレンジする時代の到来を感じています。我々の持つ技術・スキル等を用いて、社会に貢献できる領域への拡充を戦略的に推し進めていきます。
しかしながら、その本質は、地域のために「社会インフラを守り、育て、活用する」ことであり、その使命のもと、社会に対して様々な技術提供やサービスを提供していきます。地域活性化、インフラ老朽化・強靭化、地域インフラを支える仕組み、環境への取組、インフラ利用価値を高める方法等、様々な社会課題に対して正面から取り組んでいきます。
当社は、100年企業を目指して、「再定義(Re-definition)」を旗印とした第5次中期経営計画前半3年の仕上げの年となります。我々自身を未来志向でゼロベース見直し、『再定義』するとともに、次期中期経営計画期間は、次世代に向けて変革するステージとなります。
さらに、当社の自由で、様々な価値を生み出す企業風土のもと、新しい働き方や魅力ある職場環境の向上に努め、組織と役職員の成長を加速して、社会への貢献と永続企業へ進化を続けてまいります。皆様には、引き続きまして倍旧のご支援とご協力をお願い申し上げます。
令和7年1月
代表取締役 社長執行役員 栄徳 洋平