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事業紹介

リスクマネジメント系

社会インフラをはじめとする様々な施設について、点検・診断・措置等を行う分野です。

老朽化するインフラを戦略的に維持管理・更新し、健全な状態に保たせ長寿命化するために、多様なリスクの予測・評価およびアセットマネジメント、適切な対策方針の提案・設計等を行う部門です。

また、頻発する自然災害に対する被災後の災害状況把握、応急・復旧計画・設計はもちろんのこと、予防保全・被災リスク回避・排除の観点から防災・減災に関わる計画策定や設計も行っています。

具体には、既設構造物の点検・診断、補強・補修設計、長寿命化修繕計画策定、災害支援や防災・減災対策、インフラ施設モニタリング(監視システム)などを行っています。

構造物点検・診断

 橋梁・トンネル・大型カルバート・標識・照明施設等の道路構造物に対して定期点検等を実施しています。技術士やコンクリート診断士等の有資格者が構造物の目視・触診を行うことで、損傷要因や損傷程度を把握します。また、点検時にはドローン等の新技術も積極的に活用し、効率化を図っています。
 なお、目視・触診では損傷要因の特定が困難な場合は、必要に応じて塩化物含有量試験等の詳細調査を行い、損傷要因の特定を行います。併せて、外観性状等の客観的事実や損傷が発生した部材、周辺環境、利用実態等を踏まえ、構造物の機能や道路利用者の安全性の観点から対策の必要性・優先度などの判定を行います。


▲橋梁点検車や高所作業車による点検状況
構造物補修・補強設計

【補修設計】
 老朽化や塩害、ASR、中性化等、様々な要因によって損傷した道路構造物に対し、詳細調査・原因分析・対策工法の立案を行い、構造物の機能を回復するための設計を行っています。
【補強設計】
 古い基準で設計・建設された既存の構造物は、現行の交通荷重や大規模地震に対する要求性能を満足しない場合があります。これらの橋梁に対し、詳細調査・現状の耐荷性能及び耐震性能の評価・適切な補強工法の立案及び設計を行い、道路利用者の安全性を確保します。


▲老朽化橋梁の補修設計(補修実施状況)
長寿命化修繕計画策定

 道路構造物群の管理実態・損傷状況・補修予算等を分析した上で、将来における健全度の推移を予測して、最適な補修時期や補修内容を提案し、ライフサイクルコストの最小化や予算投資額の平準化が可能な修繕計画を策定します。
 また、構造物の集約化・撤去、新技術活用に関する検討も行い、更なるメンテナンス事業の効率化やコスト縮減を図っています。
 当社はアセットマネジメントシステムの国際規格「ISO55001」を取得しており、アセット(道路構造物)の価値向上を目指します。


▲予防保全型維持管理によるコスト縮減効果
インフラモニタリング

 老朽化した道路構造物の効率的かつ効果的な維持管理のため、様々な構造物のモニタリングを行っています。 具体には、橋脚基礎の洗掘、コンクリート構造物のひび割れ、橋脚の傾斜等の進行状況を、遠隔からリアルタイムで監視します。また、得られたデータにより、アラート発出、道路・橋梁等の供用可否の判断、対策後の効果確認が可能となます。また、現地に行く必要がないため、安全性向上も図れます。
 当社の技術は、点検支援技術性能カタログ(国土交通省)やモニタリング技術活用のための指針(土木学会)などにも掲載されています。

開発者のインタビューは<こちら(外部リンク)>から
資料ダウンロードは<こちら(外部リンク)>から


▲下部工基礎の洗掘モニタリングシステム
災害支援、防災・減災対策

【災害支援】
 地震や豪雨等の自然災害が発生時に被災地域からの要請を受け、災害現地へ早期に駆けつけ、一日も早い地域の復旧に向けた現地調査と対策を提案します。
具体には、地域住民の生活環境の早期回復を目的とした応急対策設計を行うとともに、被災調査を行い、被災前への機能回復を目的とした復旧検討(災害査定)を行います。
【防災・減災対策】
 現況道路の法面や擁壁などを維持・修繕するための調査、補修・補強設計を行っています。


▲被災調査状況

▲法面に対する対策工設計
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